患者様に合わせた
歯列矯正装置の選択
矯正装置のご案内
矯正治療に使用する装置に関してはカウンセリングを行い、生活習慣、矯正治療スケジュールをヒアリングしたうえで患者様のご希望を伺います。
その後、歯や骨格の状態を把握するための精密な検査を行っていきます。得られたデータ、患者様のライフスタイル、ご予算などを総合的に考えて、その人に適した治療法を提案するのが基本的な流れです。
メタルブラケット
金属製のワイヤーを利用した矯正装置です。矯正治療で一般的にイメージされる装置ですが、近年は接着剤が発達したことにより目立ちづらくなっています。治療実績が豊富なため、様々な症例に対応していることもメリットの1つです。
メタルブラケットのメリットデメリット
Meritメリット
- 他の矯正装置に比べ比較的コストが抑えられる
- 様々な歯列に対応しやすい
Demeritデメリット
- 金属製のブラケットが目立って見えてしまう
- 金属アレルギーの方にはおすすめできない場合がある
クリアブラケット
審美性の高いブラケットです。ブラケット部分の素材に、銀色の金属ではなくプラスチックやセラミックを用いています。透明感が高く、歯の表側に装置を付けていても目立ちにくい傾向にあります。また、メタルブラケットと同様、様々な不正咬合の症例に対応可能です。
クリアブラケットのメリットデメリット
Meritメリット
- ブラケットの透明感が高く、周囲の歯と色が調和し目立ちにくい
- 従来に比べ、歯の移動による痛みが少ない
- セラミックの場合、ブラケットとワイヤーの摩擦が少なく歯の移動がスムーズになるため、治療期間が短い
Demeritデメリット
- 金属ブラケットと比較すると費用が高い
- 金属ブラケットと比較すると耐久性が低い
アライナー
(マウスピース矯正)
金属製のブラケットを使わず、マウスピースを利用して歯を動かしていく治療法です。
2週間毎に新しい装置に交換し、1日20時間以上装着していただくことで、理想の歯並びにしていきます。素材が透明なので外から見ても目立ちません。また取り外し可能なのも患者様から好評をいただいている点です。
アライナー(マウスピース矯正)のメリットデメリット
Meritメリット
- 装着中も矯正をしていると目立ちにくい
- 痛みが少ない
- 歯の全体のバランスを見ながら矯正できる
- 通院回数が少なくて済む
- 一定期間で交換するため衛生的
Demeritデメリット
- 就寝時も含め1日20時間以上の装着時間を守らないと効果が出にくい
- 歯並びや口腔内の状況、希望される治療結果によってはおすすめできないことがある
舌側矯正(内側矯正)
通常の矯正は歯の表側に装置を付けます。その装置を歯の裏側に付けて、歯列を整えていくのが舌側矯正という手法です。
症例は限られますが、ほとんどの場合周りの方に気づかれずに矯正治療を進められます。治療期間は基本的に表側矯正と同じで、年齢制限もありません。目立たない矯正をご希望の方はぜひご相談ください。
舌側矯正のメリットデメリット
Meritメリット
- 他人の視線を気にしないで矯正治療ができる
- 矯正中の虫歯トラブルになりにくい
- 前歯が引っ込みやすくなる
- 舌癖防止になり、矯正後の後戻りのリスクが減る
Demeritデメリット
- 装置の違和感を感じやすい
- 発音がしづらい
- 歯磨きが難しい
- 表側矯正の装置より費用が高い