
歯並びの矯正中も
安心して過ごせるように
現在矯正中の方へ
歯列矯正治療中の患者様に向けた注意点、起こり得るお悩みなどをまとめました。
ここで掲載している内容以外にも「治療中に痛みや違和感を覚える」「使用している装置に関するお悩み」「治療を始めてから日常生活に不都合が起きている」など、お困りのことがあればどんなことでもご相談ください。
歯列矯正中において大切なこと
矯正を早く終わらせたい方へ

矯正治療に踏み出せない理由の代表例である「治療期間の長さ」。
実際に現在治療中の方でも「早く歯を動かして終わらせたい」とお考えの方は多いようです。
しかし、歯列矯正に近道はありません。なぜなら歯列矯正のメカニズムは、ゆっくりと歯に圧力を加え、少しずつ骨の形を変えていく治療法だからです。歯を直接動かしているわけではありません。そのため無理に強い力を加えても、急に歯が動くことはないのです。むしろ、歯根吸収のリスクが高まります。
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衛生管理(歯磨きについて)
ワイヤー型の矯正装置の場合、歯と矯正装置の隙間に食べ物の残りが挟まりやすく、虫歯の原因となるプラークを増やすことにつながる場合があり、矯正期間中は入念なオーラルケアが必要です。
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アポイント通りのご来院
矯正治療では正しく歯の動きが進んでいるか確認することが重要です。お忙しいところ恐縮ですが、できる限り、決められた周期でご来院いただき歯科医師の診断、調整を受けていただくようお願いいたします。
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装着方法の厳守
ワイヤー矯正装置の見た目、マウスピース矯正装置の装着時間などを気にされ、使用方法を守らない患者様がいらっしゃいます。成果を得るためにも正しい装着方法や装着時間はお守りいただくようお願いいたします。
歯列矯正中の注意点
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矯正中に気を付けたい食べ物
装置が壊れるタイミングで特に多いのが食事のときです。矯正装置は、硬いものやくっつきやすいものに弱いため、餅やせんべいなどは摂取を控えましょう。もし食べる場合は、あらかじめ食べやすい大きさにしておくなど十分に気を配る必要があります。
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極端に硬い食品
硬いおせんべい、するめ、アーモンドやナッツなどの木の実類、氷など。
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くっつきやすい食品
キャンディ(ソフトタイプ)、キャラメル、ヌガー、などが該当します。
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大きな塊の食品
ステーキやスペアリブなど肉の塊は避け、果物も小分けにして食べるようにしてください。
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糖分の多い飲み物は虫歯に注意
矯正治療中は、矯正装置によって磨き残しが多くなることから、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、ジュースなどを摂取した後はすぐに歯を磨くようにしましょう。
また、健康的なイメージもありますが、スポーツドリンクも糖分の含有量が多いので薄めて飲むようにしましょう。※もし、虫歯治療で歯の形が変わってしまうと、矯正の治療計画が変更になります。特にマウスピース型カスタムメイド矯正装置の場合は、追加の型取りが必要になるので治療期間が大幅に伸びる傾向があります。
矯正治療中に使えるセルフケアグッズ
セルフケアのためのケアグッズをご用意しております。
お口のケア
矯正中には矯正中にこそ使っていただきたい形の歯ブラシなどもあります。
複数を組み合わせ、お口のセルフケアの精度を高めていきましょう。 -
歯列矯正中に“悪い癖“を改善しましょう
顔の形や歯並びは、顎関節および口周りの筋肉などと強い関係があります。そのため、これらのバランスが崩れると、不正咬合の原因になるリスクが高まります。その代表的な習慣が「指しゃぶり」「頬杖をつく」「爪を噛む」「舌で歯を押す」「歯ぎしり・食いしばり」「口呼吸」などです。このような「悪い癖」を改善していけば、矯正治療の効果も高まりますので、来院の度に少しずつトレーニングを行っていくことをご提案する場合がございます。
歯列矯正中の痛みについて
痛みや違和感がある場合

歯肉や骨を動かして歯を整えるため、矯正治療中に痛みや違和感を覚えるのは自然なことです。
特に新しく装置を調整した際は顕著です。
ただ、人によって感じ方には個人差があり、ほとんどの方が数日経過すると慣れてきます。どうしても痛みや違和感が気になる方は診療時間内に当院までご相談ください
TEL03-3358-0058
受付時間
09:30~13:00/14:30~18:00
休診日:火、木、日曜日、祝日
治療に不安や疑問を
お持ちの方へ

すでに矯正中の方で不安やお悩みを抱えている方もどうぞ安心してご相談ください。
実際に治療を受けてみて気づく点や疑問点もあることでしょう。
例えば、治療の成果が分かりにくい不安や、矯正装置が壊れてしまったらどうしたらいいかなどのトラブルなど、以下のようなお悩みを別のページでも解説しています。
- 治療がうまくいっているか不安な方
- 治療に不安や疑問をお持ちの方
- 治療中に虫歯になった方
- 装置が壊れてしまった方
歯列矯正治療を終えたら

矯正を終えた後に懸念されるのは「後戻り」と呼ばれる矯正をした歯が戻ろうとする状態です。
これを防ぐにはしっかりと安定するように「保定」と呼ばれる治療後の処置が必要です。当院では矯正治療後のアフターケアを含めてしっかりとご案内していきます。